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「遺恨のごとく痛烈に理解せられる」

Page Type Example
Example ID a1116
Author 坂口安吾
Piece 「石の思い」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 73

Text

父について長所美点と賞揚せられていることが私にとっては短所弱点であり、それは私に遺恨のごとく痛烈に理解せられるのであった。

Context Focus Standard Context
遺恨 (長所美点と賞揚せられていること)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 遺恨 = 弱点 長短=恨み

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Elaboration
C Source
D Elaboration
E Elaboration

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A E は-既出のものに関する判断の主題
2 B E に-動作・作用の相手
3 C の[ごとく] D の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
4 C [の]ごとく D ごとし-類似-連用形
5 D - E 統語関係
6 E の[であった] の-「〜のだ」
7 E [の]で[あった] て-補助用言に連なる用法
8 E [ので]あっ[た] ある(ある)
9 E [のであっ]た た-過去-終止形

Pragmatics

Category Effect
共感・感情移入 (sympathy/empathy) 父から受け継いだ性質に対する拒否感、否定的な感情を表現する。
心理描写 (psychological-description) 父から受け継いだ性質で、父にとっては長所であったものが、自分にとっては短所でしかなく、そのような遺伝に対しての消えることない怨恨の感情などを表す。