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「天麩羅事件を日露戦争のように触れちらかす」

Page Type Example
Example ID a0804
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 46

Text

一時間あるくと見物する町もないような狭い都に住んで、外に何にも芸がないから、天麩羅事件を日露戦争のように触れちらかすんだろう。

Context Focus Standard Context
日露戦争 (天麩羅事件)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 戦争 = 茶飯事 事態=戦争

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source
C Elaboration

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A C を-目的・目標(他動詞)
2 B の[ように] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ように C 様-類似-連用形
4 C の[だろう] の-「〜のだ」
5 C [の]だろう undefined

Pragmatics

Category Effect
対照法・対照 (antithesis) 大きな事件などなく話題を欠いている狭い町において、教員の醜聞が恰好の話題となっていることを日露戦争という大事件に比することで表す。
評価 (evaluation) 天ぷらそばを食べすぎたことと日露戦争を同列に置くことで、天ぷらそば四杯を平らげることが予想以上に大きく取りざたされていることを暗示する。