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「火を付けたら心よく燃えそうに乱れ立ったモヤモヤ頭」

Page Type Example
Example ID a0757
Author 幸田露伴
Piece 「観画談」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 107

Text

何だナ、と鈍い声をして、土間の左側の茶の間から首を出したのは、六十か七十か知れぬ白髪の油気のない、火を付けたら心よく燃えそうに乱れ立ったモヤモヤ頭な婆さんで、皺だらけの黄色い顔の婆さんだった。

Context Focus Standard Context
火を付けたら心よく燃え (乱れ立った) モヤモヤ頭

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 燃える > 乱れ髪 燃やす>乱れ髪
2 わら = 乱れ髪 乱れ髪=わら

Grammar

Construction AそうにB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A そうに B そう-様態-連用形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 火が燃えるイメージから、乾燥して細く絡み合った髪であることを想像させる。