目次

「まるで別人を見るようにあの小娘を注視した」

Page Type Example
Example ID a0657
Author 芥川龍之介
Piece 「蜜柑」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 25

Text

私は昂然と頭を挙げて、まるで別人を見るようにあの小娘を注視した。小娘は何時かもう私の前の席に返って、相不変(あいかわらず)皸(ひび)だらけの頬を萌黄色の毛糸の襟巻に埋めながら、大きな風呂敷包みを抱えた手に、しっかりと三等切符を握っている。

Context Focus Standard Context
別人を見る (小娘を注視する)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 別人 = 小娘 少年=他人

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Elaboration
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 まるで A ちょうど(ちょうど)
2 A ように C 様-類似-連用形
3 B C を-目的・目標(他動詞)

Pragmatics

Category Effect
心理描写 (psychological-description) 汽車からミカンを投げるという娘の行為に接する前後で、娘に対する印象の変化が描かれている。
誇張法 (hyperbole) 汽車からミカンを投げるという娘の行為に接したことで、娘に対する見方が大きく変化したという印象を与える。