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「ごくごく静穏な合の手を弾いている」

Page Type Example
Example ID a0369
Author 幸田露伴
Piece 「太郎坊」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 21

Text

妻は興有りげに一心になって聞いている。庭には梧桐(あおぎり)を動かしてそよそよと渡る風が、ごくごく静穏な合の手を弾いている

Context Focus Standard Context
合いの手を 弾いている (入れている)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 弾く = 入れる 入る=奏でる

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 「合いの手」という楽器を弾いて穏やかな音楽を奏でているかのように感じられる。
風景描写 (scene-description) 庭を吹く風が主人の話に合いの手を入れているように音を鳴らしている様を表現する。