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「主人の面からは実に幸福が溢るるように見えた」

Page Type Example
Example ID a0364
Author 幸田露伴
Piece 「太郎坊」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 12

Text

『その日に自分が為(や)るだけの務めをしてしまってから、適宜(いいほど)の労働(ほねおり)をして、湯に浴(はい)って、それから晩酌に一盃(いっぱい)飲(や)ると、同じ酒でも味が異うようだ。これを思うと労働ぐらい人を幸福にするものは無いかも知れないナ。ハハハハハ。』と快げに笑った主人の面からは実に幸福が溢るるように見えた。

Context Focus Standard Context
幸福が 溢るる ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 幸福 禍福=水

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
人物描写 (description of a character) 幸福な気持ちが主人の顔にはっきりと表出している様が見てとれる。