目次

「和尚の胴間声が雷のように響いて来た」

Page Type Example
Example ID a0297
Author 夢野久作
Piece 「いなか、の、じけん」
Reference 『夢野久作全集第1』
Pages in Reference 71

Text

その座布団の前に文作は、五十銭玉を一つ入れた状袋を、恐る恐る差し出して又ひれ伏した。するとその頭の上から、和尚の胴間声がのように響いて来た。

Context Focus Standard Context
胴間声 のように響いて来た

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 胴間声 無声=雷

Grammar

Construction AがBのようにC
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source
C Elaboration

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A C が-主語
2 B の[ように] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ように C 様-類似-連用形

Pragmatics

Category Effect
明晰 (clarity) 雷鳴の音の大きさと人に与える恐怖を引き合いに出すことで、「和尚」の怒鳴り声の音量の大きさや発話者が感じる恐怖感が具体的に想起される。
強調 (emphasis) 典型的な雷鳴の音の大きさと恐ろしさを引き合いに出すことで、「和尚」の怒鳴り声の大きさと恐怖感が際立たせられている。
人物描写 (description of a character) 雷鳴を引き合いに出すことで、「和尚」の声の大きさやそれが与える恐怖感が具体的に描かれている。