fn:backward-mapping

逆行写像構文

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fn:backward-mapping [2019/09/26 16:44]
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-====== 逆行写像構文 ====== 
  
-== Description == 
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-逆行写像構文は、換喩的なSourceからTargetへの写像関係が喚起されるにもかかわらず、文法的な機能によってTargetからSourceへの焦点シフトも同時に喚起される構文を言う。例えば、(1) は、「背」だけが文字通りに走ることはないという意味で、背という身体部分で獣の全体を表す換喩であると言える。つまり、背>​獣という換喩的写像が認められる。同時に、「AのB」という文法構造は、AからBにイメージの焦点を絞る機能があり、獣全体から背の部分にイメージを絞る効果が生じる。この意味で、(1) では換喩が文法に逆行している。 
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-  * (1) [[ex:​a0537]] 
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-逆行写像構文の用例は、「[[cx:​no|SのT]]」という構文のかたちでしばしば観察される。同様の例としては他に、[[ex:​a2175]]などがある。ある存在の部分全体関係が問題になる用例がある一方で、(2) のように、ある存在とその属性の関係が問題になる場合もある。 
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-  * (2) [[ex:​a0987]] 
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-== Related Constructions == 
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-{{topic> 
-fn:​backward-mapping 
- ​+index:​cx 
-}} 
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- 
-== Examples == 
- 
-{{topic> 
-fn:​backward-mapping 
- ​+index:​ex 
-}} 
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-{{tag> 
-index:fn 
-}} 
最終更新: 2019/09/26 16:44