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「軽く跳りあがる心を制しながら」

Page Type Example
Example ID a2388
Author 梶井基次郎
Piece 「檸檬」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 20

Text

やっとそれはでき上がった。そして軽く跳りあがる心を制しながら、その城壁の頂きに恐る恐る檸檬を据えつけた。

Context Focus Standard Context
軽く跳りあがる (昂奮する)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 躍り上がる = 昂奮する 感奮=跳ぶ

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬物法・結晶法 (hypostatization) 心をボールのように弾むものとして捉えている。
心理描写 (psychological-description) 地面で跳ね上がるボールの軽やかなイメージによって、檸檬を据え付けようとする「私」が非常に舞い上がって興奮している様子が描かれている。