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「漢文で習った『売柑者之言』の中に書いてあった『鼻を撲つ』という言葉」

Page Type Example
Example ID a2378
Author 梶井基次郎
Piece 「檸檬」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 17-18

Text

私は何度も何度もその果実を鼻に持っていっては嗅(か)いでみた。それの産地だというカリフォルニヤが想像に上って来る。漢文で習った『売柑者之言』の中に書いてあった『鼻を撲(う)つ』という言葉が断(き)れぎれに浮かんで来る。そしてふかぶかと胸一杯に匂やかな空気を吸い込めば、ついぞ胸一杯に呼吸したことのなかった私の身体や顔には温い血のほとぼりが昇って来てなんだか身内に元気が目覚めて来たのだった。……

Context Focus Standard Context
鼻を撲つ ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 言葉 > 文学作品 言葉>文学

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
引用・引喩 (quotation) 教科書に載っているような古典を引用する。
含意法 (implication) 香りが日常を離れており、異国を感じさせるものであったことがほのめかされている。