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「真蒼な顔をした儘、黙って息子のすることを見ていた」

Page Type Example
Example ID a2321
Author 中島敦
Piece 「盈虚」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 274

Text

荘公は真蒼な顔をした儘、黙って息子のすることを見ていた。

Context Focus Standard Context
真蒼な顔をした (憔悴した)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 青ざめる > 憔悴する 紅潮する>発作が起こる

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) あたかも肌の色そのものが変わったかのように表現することで、その原因である感情の昂りに際立ちを与える。
心理描写 (psychological-description) 顔色という外面的な変化を描くことで、その変化の原因となる感情の昂りを示唆する。
イディオム・慣用表現 (idiom) 感情の昂りを表す言い回しとして慣習化した「(顔面)蒼白」を用いている。