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「しっぽがまるで箒のようだ」

Page Type Example
Example ID a2290
Author 宮沢賢治
Piece 「銀河鉄道の夜」
Reference 『新編銀河鉄道の夜』
Pages in Reference 194

Text

『ザウエルという犬がいるよ。しっぽがまるでのようだ。ぼくが行くと鼻を鳴らしてついてくるよ。ずうっと町の角までついてくる。もっとついてくることもあるよ。今夜はみんなで烏瓜(からすうり)のあかりを川へながしに行くんだって。きっと犬もついて行くよ。』 『そうだ。今晩は銀河のお祭だねえ。』

Context Focus Standard Context
しっぽ

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 ほうき = しっぽ 尾=はたき

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B が-主語
2 まるで ようだ ちょうど(ちょうど)
3 B の[ようだ] の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
4 B [の]ようだ 様-類似-終止形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 箒の形状になぞらえることで、犬の尻尾の先端の毛羽立った形状を想起させる。
明晰 (clarity) 箒の形状になぞらえることで、犬の尻尾の先端の形状をわかりやすく描く。