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「魂は外界へ逃れようと焦慮(あせ)っていた」

Page Type Example
Example ID a2185
Author 梶井基次郎
Piece 「冬の日」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 298

Text

堯はこの頃生きる熱意をまるで感じなくなっていた。一日一日が彼を引き摺っていた。そして裡(うち)に住むべきところをなくした魂は、常に外界へ逃れよう逃れようと焦慮(あせ)っていた

Context Focus Standard Context
魂は 焦慮っていた ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 人間 = 魂=人間

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 魂が、その宿主とは別個の主体であり、宿主の感情とは独立に焦りの気持ちを抱いているような印象を与える。
心理描写 (psychological-description) 住む場所がない人の不安定さや不安感を引き合いに出すことで、生きる熱意を失ってしまった尭の精神状態を描く。