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「谷川が岩を噛みつつ流れ出ていた」

Page Type Example
Example ID a2035
Author 太宰治
Piece 「魚服記」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 10

Text

滝壺は三方が高い絶壁で、西側の一面だけが狭くひらいて、そこから谷川が岩を噛みつつ流れ出ていた。

Context Focus Standard Context
岩を 噛み (通り) つつ流れ出ていた

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 かむ = 通る 通る=かむ

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 「噛む」ことによって物が欠けることを想起させ、岩に流れ落ちる滝の硬い岩すらも欠けるほどの勢いのよさを示す。
擬人法 (personification) 滝壺に向かう谷川の水が、落ちまいという意図をもって岩に噛みついているかのような印象を与える。
自然描写 (description of nature) ものに噛みつく動作になぞらえることで、滝壺に落ちる谷川が岩を削っている様子を描いている。