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「彼と才力の上にも格闘出来る女に遭遇した」

Page Type Example
Example ID a1989
Author 芥川龍之介
Piece 「或阿呆の一生」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 426

Text

彼は彼と才力の上にも格闘出来る女に遭遇した。が、『越し人』等の抒情詩を作り、僅(わづ)かにこの危機を脱出した。それは何か木の幹に凍った、かがやかしい雪を落すように切ない心もちのするものだった。

Context Focus Standard Context
才力の上にも 格闘出来る (張り合える)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 格闘する = 競う 競う=組み付く

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
カテゴリー転換 (-) 「競う」ことを「格闘する」と戦いに関する動詞で表すことで、より差し迫った真剣勝負のように表す効果がある。