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「冷めたい宝石のような美しさがたたえられている」

Page Type Example
Example ID a1782
Author 坂口安吾
Piece 「金銭無情」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 302

Text

病的なぐらい透きとおるような白い顔で、荒れ果て澱んだ翳(かげ)の奥に、冷めたい宝石のような美しさがたたえられている。悲しくなるような美しさで、よく見るとひどく高雅で、孤独で、きびしい何かがある。

Context Focus Standard Context
宝石 (白い顔)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 宝石 = 顔=宝石

Grammar

Construction A-BのようなC
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Source
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A - B 統語関係
2 B の[ような] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ような C 様-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
擬物法・結晶法 (hypostatization) 男を宝石に比することで、美しさや無機物の持つ冷たさ、意志がないという性質を付加する。
イメジャリー・イメージ (imagery) 男を宝石に比し、美しさや無機物の持つ冷たさ、意志がないという性質を付加することで、病的と形容されるような独特な男の美しさや孤独な様子を想起させる。
人物描写 (description of a character) 宝石になぞらえることで、男の美貌や雰囲気を描いている。