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「彼等の心臓は波のような動悸をうち」

Page Type Example
Example ID a1734
Author 坂口安吾
Piece 「白痴」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 273

Text

爆撃のさ中において四五歳ないし六七歳の幼児達は奇妙に泣かないものである。彼等の心臓はのような動悸をうち、彼等の言葉は失われ、異様な目を大きく見開いているだけだ。

Context Focus Standard Context
(動悸)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 動悸 脈=波

Grammar

Construction AのようなB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような B 様-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 子供たちの動悸の激しさに、波の持つうねりや反復性、力動性を付与する。
対照法・対照 (antithesis) 表面上、泣かずにいる子供たちの様子と激しい動機とのコントラストを作る。
人物描写 (description of a character) 爆撃のさなかでの幼児たちの様子を描いている。