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「風と一緒に先生の言葉も通過させてしまう」

Page Type Example
Example ID a1460
Author 坂口安吾
Piece 「勉強記」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 135

Text

無意味な先生は誰かと云えば、先生よりも物識りの生徒の先生と、涅槃大学校の印度哲学科の先生であった。ここの生徒は耳と耳の間が風を通す洞穴になっていて、風と一緒に先生の言葉も通過させてしまう。

Context Focus Standard Context
風と一緒に先生の言葉も 通過させて (聞き流して)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 通過する = 聞き流す 聞き流す=パスする
2 = 洞穴 うろ=耳

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
兼用法・異義兼用 (syllepsis) 風が通り抜ける意味と、言葉が理解されないまま聞き流される意味で、二重に解釈できる。
誇張法 (hyperbole) 生徒の理解が悪いことを、一切理解していないかのように大げさに表現している。