目次

「山々は私のいるのも知らないで話し出した」

Page Type Example
Example ID a1221
Author 梶井基次郎
Piece 「闇の絵巻」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 50

Text

深い溪谷が闇のなかへ沈むのを見た。夜が更けて来るにしたがって黒い山々の尾根が古い地球の骨のように見えて来た。彼らは私のいるのも知らないで話し出した。『おい。いつまで俺達はこんなことをしていなきゃならないんだ』

Context Focus Standard Context
彼ら[=山山]は 話し出した ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 人間 = 山=人間

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 山々の尾根に、人間と同等の性格・人格と、互いにやりとりしあうという人間的行為を見出している。
奇想 (conceit) 「私」の虚構的認識が表現されている。