目次

「白い両腕を二匹の生き物のようにだらりと卓上に匍(は)わせた」

Page Type Example
Example ID a1056
Author 谷崎潤一郎
Piece 「秘密」
Reference 『谷崎潤一郎』
Pages in Reference 47

Text

こう云いながら、女は座敷の中央の四角な紫檀(したん)の机へ身を靠(もた)せかけて、白い両腕を二匹の生き物のように、だらりと卓上に匍(は)わせた

Context Focus Standard Context
両腕を 匍わせた (置いた)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 生き物 生き物=腕
2 はう = 置く 敷く=はう

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
人物描写 (description of a character) 地を這う爬虫類のように、女の腕がピッタリと机のうえにくっついていたことが伺える。
含意法 (implication) 女の腕が爬虫類の体表のように白く冷たい印象を与えていたということが伺える。