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「狸が狸なら、赤シャツも赤シャツだ」

Page Type Example
Example ID a0986
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 96

Text

なるほど狸が狸なら、赤シャツも赤シャツだ。生徒があばれるのは、生徒がわるいんじゃない教師が悪るいんだと公言している。気狂(きちがい)が人の頭を撲り付けるのは、なぐられた人がわるいから、気狂がなぐるんだそうだ。

Context Focus Standard Context
狸が狸なら 赤シャツも赤シャツだ ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
含意法 (implication) 「赤シャツ」が表す登場人物についての否定的な評価を暗示している。
奇先法 (-) 後続文で描写されている、悪い印象を与えた「赤シャツ」の具体的な振る舞いを総括していると解釈できる。