目次

「水のしたたるような鮮やかな美貌」

Page Type Example
Example ID a0888
Author 谷崎潤一郎
Piece 「秘密」
Reference 『谷崎潤一郎』
Pages in Reference 38

Text

髪を三つ輪に結って、総身をお召(めし)の空色のマントに包み、くッきりと水のしたたるような鮮やかな美貌ばかりを、これ見よがしに露わにして居る。

Context Focus Standard Context
水のしたたる 鮮やかな 美貌

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 滴る = 鮮やか さやか=滴る

Grammar

Construction AのようなB-C
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Elaboration
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような B 様-類似-連体形
3 B - C 統語関係

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) 水の滴りになぞらえることで、肌に潤いがあり艶があることを際立たせる。
人物描写 (description of a character) 「水のしたたる」という誇張的な表現によって、当該人物の美しさを描いている。
イディオム・慣用表現 (idiom) 当該人物の美しさの描写に「水のしたたる」という定型的な表現が利用されている。