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「黄昏に似た沈黙がこの書斎に閉じ籠もる」

Page Type Example
Example ID a0818
Author 坂口安吾
Piece 「風博士」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 16

Text

また偉大なる博士は水を呑(の)む場合に、突如コップを呑み込んでいるのである。諸君はその時、実にあわただしい後悔と一緒に黄昏に似た沈黙がこの書斎に閉じ籠もるのを認められるに相違ない。

Context Focus Standard Context
黄昏 沈黙

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 たそがれ = 沈黙 無言=夕

Grammar

Construction Aに似たB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A に[似た] B に-比較の基準
2 A [に]似た B 同じゅうする(おなじゅうする)

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) その時の沈黙の静けさに、黄昏が特徴的に感じさせる「非活動的」な印象が加えられている。
対照法・対照 (antithesis) 「あわただしい後悔」という活動的なものとのコントラストを形成する。