目次

「五位はこの語が自分の顔を打つたやうに感じた」

Page Type Example
Example ID a0674
Author 芥川龍之介
Piece 「芋粥」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 56

Text

『いらぬ世話はやかれたうもない。』その子供は一足下りながら、高慢な唇を反らせて、かう云つた。『何ぢや、この鼻赤めが。』五位はこの語が自分の顔を打つたやうに感じた。

Context Focus Standard Context
この語が 顔を打つた 感じた

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B が-主語
2 B ように[感じた] 様-婉曲な断定-連用形
3 B [ように]感じ[た] 感じる・感ずる(かんじる・かんずる)
4 B [ように感じ]た た-完了-終止形

Pragmatics

Category Effect
擬物法・結晶法 (hypostatization) 子供から言われた言葉が五位の心理に与えた衝撃に、顔面を強打されたかのような物理的影響を受けた印象を与える。
過大誇張 (auxesis) 子供から言われた言葉が五位の真理に与えた影響が、物理的な力を感じさせるほどに大きかったことがわかる。