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「見事な刺青のある駕籠舁(かごかき)を選んで乗った」

Page Type Example
Example ID a0621
Author 谷崎潤一郎
Piece 「刺青」
Reference 『谷崎潤一郎』
Pages in Reference 10

Text

馬道を通うお客は、見事な刺青のある駕籠舁(かごかき)を選んで乗った。吉原、辰巳の女も美しい刺青の男に惚れた。博徒、鳶の者はもとより、町人から稀には侍なども入墨(いれずみ)をした。時々両国で催される刺青会では参会者おの/\肌を叩いて、互に奇抜な意匠を誇り合い、評しあった。

Context Focus Standard Context
刺青のある 駕籠舁 (駕籠を担ぐ人夫) を選んで乗った

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 かご > 車夫 こし>赤帽

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
重義法・秀句 (pun) 「選んで」との関係では人の意味で、「乗った」との関係では乗り物の意味で解釈できる。駕籠そのものと駕籠を引く人という隣接関係にある対象を同時に指示している。