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「半町ばかり引っ込んだ爪先上りの丘の路」

Page Type Example
Example ID a0615
Author 谷崎潤一郎
Piece 「吉野葛」
Reference 『谷崎潤一郎』
Pages in Reference 271

Text

津村は車夫を菓子屋の店先に待たして置いて、往来からだらだらと半町ばかり引っ込んだ爪先上りの丘の路を、その草屋根の方へ登って行った。

Context Focus Standard Context
引っ込んだ (奥に曲がった) 丘の路

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 引っ込む = 曲がる 曲がる=引っ込む

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
風景描写 (scene-description) 往来から見て奥にある道について、「引っ込む」という動詞が持つ奥への移動性をイメージさせることで、往来側から道を見た様子を描写する。
アナロジー・類推 (analogy) 「引っ込む」動作が示す元の位置と引っ込んだ後の位置の関係をもとに、「丘の路」の形を具体的に想起させる。