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「障子の紙が澄み切った秋の空気の中に冷え冷えと白い」

Page Type Example
Example ID a0466
Author 谷崎潤一郎
Piece 「吉野葛」
Reference 『谷崎潤一郎』
Pages in Reference 228

Text

が、建物の古い割りに、どこの家でも障子の紙が皆新しい。今貼りかえたばかりのような汚れ目のないのが貼ってあって、ちょっとした小さな破れ目も花弁型の紙で丹念に塞いである。それが澄み切った秋の空気の中に、冷え冷えと白い。

Context Focus Standard Context
冷え冷えと () 白い

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 冷え冷え = 白い 白い=涼しい

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
含意法 (implication) 張り替えたばかりの新しい障子の白さから得られる冷たい印象を直接修飾語として用いている。「純白」と「冷」が共通に喚起する情緒(無機質な様子、物寂しい様子など)が様々な含みとして現れる。