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「痩浪人(やせろうにん)の徒らなる誇負から離れて」

Page Type Example
Example ID a0419
Author 中島敦
Piece 「弟子」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 84

Text

後世のいわゆる『万鍾我において何をか加えん』の気骨も、炯々たるその眼光も、痩浪人(やせろうにん)の徒らなる誇負から離れて、既に堂々たる一家の風格を備えて来た。

Context Focus Standard Context
痩浪人の徒らなる誇負から 離れて (変わって)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 離れる = 変わる かえる=はなれる

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 気質の変化を、痩浪人の誇負との距離のイメージによって捉えている。
人物描写 (description of a character) 痩浪人の誇負との「距離」によって、そういう気質が身体や所作から全く感じられなくなった程に大きく変化したという印象を与える。