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「鳥よく木を択ぶ。木豈(あ)に鳥を択ばんや。」

Page Type Example
Example ID a0401
Author 中島敦
Piece 「弟子」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 70

Text

『鳥よくを択ぶ。木豈(あ)に鳥を択ばんや。』などと至って気位は高いが、決して世を拗ねたのではなく、あくまで用いられんことを求めている。

Context Focus Standard Context
鳥よく (君主) を択ぶ

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 臣下 臣=鳥
2 = 主君 元首=木

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
引用・引喩 (quotation) 「良禽択木」の諺を踏まえることで、鳥と木の関係と孔子と国家の関係のアナロジーを展開する。
アナロジー・類推 (analogy) 孔子が仕える国を慎重に見定めているという主張が、とまる木をよく選ぶ鳥になぞらえて分かりやすく述べられている。生い茂った木ややせ細った木のイメージが、国の繁栄の度合いを示唆する。