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「時代はこの話に大事な役を勤めてゐない」

Page Type Example
Example ID a0345
Author 芥川龍之介
Piece 「芋粥」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 49

Text

元慶の末か、仁和の始にあつた話であらう。どちらにしても時代はさして、この話に大事な役を、勤めてゐない。読者は唯、平安朝と云ふ、遠い昔が背景になつてゐると云ふ事を、知つてさへゐてくれれば、よいのである。

Context Focus Standard Context
時代は 役を、勤めて (影響して) ゐない

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 役をする = 影響する 影響する=任に当たる

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) ある立場にある人が一定の役目を果たすのとは異なり、いつの時代の出来事であったかということが表現されている。
暗示的看過法・陽否陰述・逆言法 (preterition) いつの時代の出来事であったかということがこれから語られる話の中では特に役割をもつわけではない、ということが宣言されている。