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「音がうるさいほど枕に通って来た」

Page Type Example
Example ID a0344
Author 芥川龍之介
Piece 「鼻」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 47

Text

するとある夜の事である。日が暮れてから急に風が出たと見えて、塔の風鐸の鳴る音が、うるさいほど枕に通って来た。

Context Focus Standard Context
音が 通って (届いて) 来た

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 通る = 届く 届く=通る

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 遠くにある風鐸の音が、間に様々な障害物があるにも関わらず、それらを通り抜けて枕に頭を置く内供の耳までしっかりと届いたということが表現されている。