目次

「この島の清らかな風と水と花と鳥とに護られて」

Page Type Example
Example ID a0249
Author 夢野久作
Piece 「瓶詰地獄」
Reference 『夢野久作』
Pages in Reference 40

Text

私たち二人は、こんな苛責に会いながら、病気一つせずに、日に増し丸々と肥って、康強に、美しく長って行くのです、この島の清らかな風と、水と、豊穣な食物と、美しい、楽しい、花と鳥とに護られて…………。

Context Focus Standard Context
この島の清らなかな風と…花と鳥とに 護られて ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 自然 = 人間 人間=自然

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 島の環境が、二人に対する優しさと慈愛を抱く主体であるような印象を与える。
自然描写 (description of nature) 本来は別々に存在・生起する個別の自然現象(風、食物、花、鳥)が、「私たち」との関係においてひとまとまりの意味をもっていることが描かれている。