====== 使い方チュートリアル ====== このコーパスは、レトリックの用例1つを、1つのページとするWiki形式のデータベースです。それぞれの[[index:ex|用例]]ページには、[[index:category]]、[[index:mapping]]、[[index:construction]]、[[index:effect]]、[[index:reference]]に関する情報が、アノテーションとしてリンクされています。 * コーパスの概要は、[[info:aboutus]]を見て下さい。 * 各ページの詳しい見方は、[[info:pages]]を参照して下さい。 * [[index:ex]]には、すべての用例ページがリストされています。 * 表形式の用例データは、[[info:guideline]]からダウンロードできます。 ===== メニューを見てみよう ===== コーパスのメニューを見てみましょう。 * レトリックの意味や構文、効果などの分類からコーパスを見ることができます。 * 検索をすれば、調べたい項目に直接アクセスできます。 {{:info:01_top.jpg?nolink800|}} |< 100% 25% >| ^①[[info:aboutus|コーパスについて]] |コーパスの全般的な情報。コーパスの目的、特徴、基本方針、活用法、沿革など。 | ^②[[index:category]] |主に修辞学で研究されてきたレトリックのカテゴリーにあてはまる例を表示する。各レトリックごとに解説ページがある。 | ^③[[index:mapping]] |レトリックの表現の文字通りの意味、間接的に表す意味、両者の関係(メタファー、メトニミー、コントラスト)のパターンによって用例を表示する。関連する意味クラスのページは互いにリンクされている。 | ^④[[index:cx]] |「XのようなY」「まるでXのように感じる」のような、レトリックでよく使われる構文パターンごとに用例を表示する。関連する構文のページは互いにリンクされている。 | ^⑤[[index:effect]] |それぞれの用例でレトリックから生まれている表現効果のタイプによって用例を表示する | ^⑥[[index:reference]] |用例テキストの出典作品、著者ごとに用例を表示する。 | ^⑦検索ボックス |キーワードからページを検索する。名前空間を限定して検索することもできる。詳細は[[info:howto#検索をしよう|このページの下部]]を参照。 | ^⑧開発者用ページ |編集権限のあるアカウントのみアクセスできるメニュー。 | ^⑨ツールメニュー |ページ用ツール、サイト用ツール、ユーザ用ツールのメニュー。 | ===== 用例を見てみよう ===== この[[https://www.kotorica.net/j-fig/ex/a0031|用例ページ]]を見てみましょう。(詳しい見方は[[info:pages]]を参照。) {{ :info:02_page.jpg?nolink&800 |}} |< 100% 25% >| ^① ページタイトル |本文の要約がタイトルになっている。 | ^② メタデータ |用例のIDや出典などのメタデータ情報。 | ^③ 用例テキスト |レトリックの用例を含むテキスト本文。修辞的な意味をもつ表現には下線が引かれている。 | ^④ 文脈と焦点 |Focusは修辞的な意味をもつ表現(本文の下線部分)。Standardは文字通りの表現への言い換え。上手い言い換えが無い場合は、空白になっている。Contextは修辞的な意味の解釈に直接関与する文脈上の表現。 | ^⑤ 修辞技法のカテゴリー |Focusに注目した意味、文法、効果のアノテーションにもとづく修辞学的な分類。 | ^⑥ 概念写像 |修辞的な意味関係。Sourceは喩える概念、Targetは喩えられる概念。できるだけ具体的に特定された意味クラスにもとづいた記述。Relationは「=」は隠喩的、「>」は換喩的、「<-->」は対比的な対応関係があることを示す。Patternは、 意味関係のパターンで、Source、Targetよりも抽象度が高いレベルの見出しが付けられている。 | ^⑦ 構文 |レトリックの構文パターン。Constructionには構造が、Mapping Typeには構文に結びつく比喩的な意味の特徴が記述される。 | ^⑧ 語彙スロット |Constructionの語彙スロットに入る語が表す概念領域。Sourceは喩える概念、Targetは喩えられる概念、ElaborationはSourceとTargetの比較の根拠となる概念を表す。 | ^⑧ 文法構造 |Constructionを構成する文法形態素の用法。PrecedingとFollowingはその形態素が含まれる文法形式の接続先を表す。 | ^⑩ 修辞的効果 |用例の表現効果に関する記述。Categoryは効果の記述に関連する修辞技法のカテゴリー。 | ^⑪ タグ一覧 |このページに付けられているタグの一覧。 | ===== 検索をしよう ===== コーパス内のページは、検索ボックスから全文検索できます。 「名前空間」と「ページ」の概念を理解すると、的を絞った検索ができます。たとえて言うと、「名前空間」はフォルダのようなもので、「ページ」はファイルのようなものです。(参考:[[https://www.dokuwiki.org/ja:namespaces|Dokuwikiの名前空間]]) 「@」で、名前空間ごとに、検索ができます。「レモン @ex」と検索すると、用例ページで「レモン」を含むものが検索できます。以下の名前空間は、「@xxx」のxxxに入れることができます。 ^ ex |[[index:ex]]にある用例ページ | ^ name |[[index:name]]にある著者ページ | ^ piece |[[index:piece]]にある作品ページ | ^ reference |[[index:reference]]にある文献ページ | ^ category |[[index:category]]にある修辞学用語のページ | ^ source |[[index:source]]にある起点領域の意味ページ | ^ target |[[index:target]]にある目標領域の意味ページ | ^ mapping |[[index:mapping]]にある写像ページ | ^ construction |[[index:construction]]にある構文ページ | ^ grammar |[[index:grammar]]にある文法・語彙形態素のページ | 具体的な検索の結果を見てみましょう。 * (例1)「[[https://www.kotorica.net/j-fig/target/1.5010-1?do=search&id=target%3A1.5010-1&q=%E5%A4%AA%E9%99%BD|太陽]]」:「太陽」のすべての関連ページを検索する。 * (例2)「[[https://www.kotorica.net/j-fig/target/1.5010-1?do=search&id=target%3A1.5010-1&sf=1&q=%E5%A4%AA%E9%99%BD+%40source|太陽 @source]]」:名前空間「source」(起点領域の意味クラス)にある「太陽」関連のページを検索する。 * (例3)「[[https://www.kotorica.net/j-fig/target/1.5010-1?do=search&id=target%3A1.5010-1&sf=1&q=%E6%84%9F%E6%83%85+%40target|感情 @target]]」:目標領域のクラスにある「感情」関連のページを検索する。 * (例4)「[[https://www.kotorica.net/j-fig/target/1.5010-1?do=search&id=target%3A1.5010-1&sf=1&q=%E9%9A%A0%E5%96%A9+%40category|隠喩 @category]]」:[[index:category]]から「隠喩」を検索する。 * (例5)「[[https://www.kotorica.net/j-fig/target/1.5010-1?do=search&id=target%3A1.5010-1&sf=1&q=%E4%BA%BA%E9%96%93+%40mapping|人間 @mapping]]」:[[index:mapping]]から「人間」を検索する。 [[https://www.dokuwiki.org/ja:search|検索のコツ]]には、他にも使える検索方法がまとめられています。