ex:a1102

「木像のごとく心臓を展(ひら)くことを拒む」

以前のリビジョンの文書です


「木像」

Example ID a1102
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「ファルスの作者というものは、決して誰にも(無論自分自身にも——)同情なんかしようとはしないものだ。頑(がん)として、木像のごとく木杭(きぐい)のごとく、電信柱のごとく断じて心臓を展(ひら)くことを拒むものである。そして、このおよそ有(あら)ゆる物への冷酷な無関心によって、結局およそ有(あら)ゆる物を肯定する、という哀れな手段を、ファルス作家は金科玉条として心得ているだけである。」(坂口安吾「FARCEに就て」: 60)

Context Focus Standard Context
木像 (ファルスの作者)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
木像 = ファルスの作者 人=木
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のごとく
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)