ex:a0705

「凝り固まつたやうに立つてゐる良秀」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「凝り固まつたやうに立つてゐる良秀」

Example ID a0705
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「その火の柱を前にして、凝り固まつたやうに立つてゐる良秀は、――何と云ふ不思議な事でございませう。あのさつきまで地獄の責苦に悩んでゐたやうな良秀は、今は云ひやうのない輝きを、さながら恍惚とした法悦の輝きを、皺だらけな満面に浮べながら、大殿様の御前も忘れたのか、両腕をしつかり胸に組んで、佇んでゐるではございませんか。」(芥川龍之介「地獄変」: 140)

Context Focus Standard Context
凝り固まつた 立つてゐる 良秀
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
凝り固まる = 立つ 事態=状態
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure やうに
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)