ex:a0535
「間のぬけた五位の顔にも『人間』が覗いてゐる」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「間のぬけた五位の顔にも『人間』が覗いている」
Example ID | a0535 |
---|---|
Category | 換喩・メトニミー (metonymy) |
Text
「それ以来、この男の眼にだけは、五位が全く別人として、映るやうになつた。栄養の不足した、血色の悪い、間のぬけた五位の顔にも、世間の迫害にべそを掻いた、『人間』が覗いてゐるからである。この無位の侍には、五位の事を考へる度に、世の中のすべてが急に本来の下等さを露すやうに思はれた。」(芥川龍之介「芋粥」: 54)
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
間のぬけた五位の顔にも | 人間 | (人間性) | が覗いてゐる |
Conceptual Mapping
Figurative Marker
Marker | Elements |
---|---|
「…」 | 「…」 |
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:34 (外部編集)