ex:a0072

「麦藁帽子を冠らせたら頂上で踊を踊りそうなビリケン頭」

以前のリビジョンの文書です


lv4-「麦藁帽子を冠らせたら頂上で踊を踊りそうなビリケン頭」

Text

麦藁帽子を冠らせたら頂上で踊を踊りそうなビリケン頭に能く実が入っていて、これも一分苅ではない一分生えの髪に、厚皮らしい赭い地が透いて見えた」(幸田露伴「観画談」: 112)

Context Focus Standard Context
麦藁帽子を冠らせたら頂上で踊を踊り そうなビリケン頭
  • ビリケン (Billiken) は、尖った頭と吊り上がった目が特徴の子供の姿をしている幸運の神の像。 仮想的に、その「ビリケン頭」に麦わら帽子をかぶせれば、それが踊るように動くであろうと想像されるほど、頭がとがっている様子を表している。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
かぶせる > 踊る 頭部=踊る
Figurative Construction
Construction SたらTそうなF
Mapping Schema Source > TargetFrame
Functional Type 推量構文
  • Frameである「頭」をめぐって喚起される一連の架空の事態連鎖が基盤となる。
Rhetorical Effects
  • 誇張 仮想的に麦わら帽子をかぶせる状況を想像させる表現にもとづいて、とがっていることを強調している。
最終更新: 2019/08/23 12:06